
2日間で、「どんな初心者でもタッキングをマスターできる!!」といわれる伝説の秘儀・・・。
これは、江の島の小田急ヨットクラブが独自に開発した、七つのシークエンスからなるタッキングメソッドである。
前回、陸上シミュレーションでこのメソッドを体感した海ガールの矢口あやはさん。今回はその動作を、海上で実践する。
使用艇は、キールボートのアクタス(全長4.96m、スループ)。
コーチは小田急ヨットクラブの名コーチ、岩﨑隼人さん。
はたしてタッキングは完成するのか。
では、出艇します!
■小田急ヨットクラブメソッド タッキングシークエンス


(1)ティラーをゆっくりと押していく
タッキング開始。風上舷に座った状態から、ティラーをゆっくりと押していく。舵角を切り過ぎないように

(2)乗艇位置を腰一つ分後方に下げる
艇が旋回しはじめたら、フットベルトを外して、腰一つ分、乗艇位置を後ろにずらす。なめらかに

(3)エクステンションの中央を持つ
先端付近を持っていたはずのエクステンションを、中央部分に持ち直す。ティラーを戻すとき楽になる

(4)ブームをくぐって立ち上がる
ブームパンチに気を付けながら、ブームをくぐって立ち上がる。踏み出す側の足は、斜め前に大きく

(5)立ち上がったらティラーをセンターに
常に前を見ながら立ち上がり、船首が風位を越えて、新たな角度になったらティラーをセンターに。
ティラーを戻すときは、「刀を差す」イメージ! また、エクステンションを腰から離さないことも重要。

(6)ティラーとメインシートを持ち替える
エクステンションを持つ手と、メインシートを持つ手を入れ替える。メインシートは親指にかける。
メインシートを持つ手は、お尻のあたりを順手でかぶせる。あらかじめ体をひねっておくと楽。

(7-1)体を保持し、落ち着いて座る
空いた手で体を支えて、ゆっくりと落ち着いて座る

(7-2)まずは前を見て、操船に集中する
座ったあとは、操船を最優先。前を見て針路を保持

(7-3)針路が定まったらメインシートを引く
ここで、ゆっくりとメインシートを引いてトリム開始

(7-4)ティラーをアップハンドに持ち替える
くるりとエクステンションを返しタッキング、完成です!
■タッキングにチャレンジ!

クローズホールドのタッキング、完全にできるまで返れま10(テン)!
もう何回目のチャレンジだろう……。タッキング開始。

ブームをくぐるところまでは問題ない。ティラーを戻す動作が遅れて、バウが落ちるケースが多いが……。

やや落ちたが、すぐにクローズホールドまでバウアップ。集中して!

クローズホールドのタッキング、完了です!

桟橋につくや、うなだれるあやはさん。つらい道のりでした。タッキング、100回はやったかも。まじで。

慣れてきたらこんな感じ! 高速セーリングで海上を滑走!

根気よく優しく教えてくれた岩﨑コーチ(左)、ありがとうございました。 次はジャイビング……ですかね?(笑)
あやはさんのタッキング動画はコチラ
↓↓↓
(文=Kazi編集部/中村剛司 写真=舵社/山岸重彦)
※本記事は月刊『Kazi』2021年2月号にも掲載。バックナンバーおよび電子版をぜひ
取材協力:小田急ヨットクラブ

矢口あやは
Kazi誌にて連載「矢口あやは、海ガールはじめました!」執筆中。6月14日、大阪生まれ。ライター、ときどきイラストレーター。旅行誌やカルチャー誌を中心に、グルメ、歴史、美容などのジャンルで活動。生物が好きで2014年に狩猟免許を取得。夢はヨットで世界一周。
ブログ: https://ayaha-yaguchi.amebaownd.com/
インスタグラム: https://www.instagram.com/ayaha614/
note : https://note.com/sakusaku_ok
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