ボート免許を取ろうと決めたら、最初の壁は「何から始めればいいかわからない」こと。 ここでは、舵社『Boat免許』ガイドブックに沿って、申し込みから学科講習までの最初の5ステップを順を追って解説します。


全体の流れ ─ ステップ1〜5

Boat免許取得の流れ ステップ1〜5(イラスト:内山良治/出典:舵社)

ボート免許取得は、大きく10のステップに分かれます。 この記事では前半の ①〜⑤(申込〜学科講習まで) を扱います。

① 日程を決める
② 受講の予約をする
③ 必要書類を提出
④ 教材・予約票などが届く
⑤ 学科講習を受講する
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⑥ 実技講習を受講する
⑦ 受験に備え学科を自習
⑧ 国家試験/修了試験を受ける
⑨ 免許申請
⑩ 免許証交付

⑥以降の流れは ➡ 試験対策編 を参照してください。


まず知っておきたい「受験コース」と「登録コース」の違い

ボート免許の取得方法には大きく2つのコースがあります。 どちらを選ぶかで、最後の試験のしくみが変わる ので最初に押さえておきましょう。

項目 受験コース 登録コース
講習を受ける場所 免許スクール 登録教習所
最後に受ける試験 国家試験(JMRA主催) 修了試験(教習所内)
試験官 国家試験官 教習所の試験官
試験範囲 学科50問+実技 学科50問+実技(試験内容はまったく同じ)
合格率の傾向 標準 やや高め(普段の講習と同じ環境で受験できるため)
費用の差 国家試験受験料が別途必要 講習料に試験料込みで合計は同程度

どちらを選ぶ? – 試験当日の緊張を避けたい/確実に1回で取りたい → 登録コース – 自分のペースで講習を組み、低コストで取りたい → 受験コース


① 日程を決める

ステップ1:日程を決める
  • 受験コース の場合:免許スクールの講習日程に加え、JMRA(日本海洋レジャー安全・振興協会)の国家試験日 をスクールと相談して決めます
  • 登録コース の場合:登録教習所の講習日程+修了試験日が1つのパッケージに

会場、日程、空き状況はほぼすべてインターネットで確認できます。 土日集中、平日コース、夜間学科コースなど、ライフスタイルに合うコースを選びましょう。


② 受講の予約をする

ステップ2:受講の予約

予約方法は次の3つが一般的です。

  1. マリーナ、ボート販売店の窓口で対面予約
  2. 登録教習所に直接電話/窓口
  3. オンライン申し込み

オンラインや電話の場合、後日「申込書一式」が郵送されてきます。 申込書には住所、生年月日、希望日程、コース種類などを記入。

💡 TIPS オンライン予約後、申し込み完了直後から学科eラーニングをスタートできるスクールも増えています。 早めに勉強を始めたい人にはオンライン申込が便利。


③ 必要書類を提出

ステップ3:必要書類を提出

申込時に必要な主な書類は以下のとおり。

必須書類

書類 入手先 補足
受講申込書 スクールから送付 申し込み時に記入
証明写真 自身で撮影 縦4.5×横3.5cm/6ヶ月以内/背景無地
本籍地記載の住民票 市区町村役場 個人番号なし/発行から6ヶ月以内
委任状 スクールから送付 免許申請を代行してもらう場合
身体検査証明書(登録コースのみ) 教習所で実施可 スクール内で受けるのが一般的

必要書類はスクールから送られてくる申込キットに一覧と記入例が同封されています。 不安な点は早めにスクールに問い合わせを。


④ 教材・予約票などが届く

ステップ4:教材・予約票

書類提出が完了すると、講習で使用する教材セットが届きます。

  • 学科教本(小型船舶操縦士教本)
  • 問題集(過去問+解説)
  • ロープワーク練習用ロープ(実技用)
  • 講習・試験の予約票

教材が届いたら、講習日まで 問題集を1〜2周 しておくと当日の理解が深まります。 ロープワークも事前に手を動かしておくと、実技講習がスムーズです。


⑤ 学科講習を受講する

ステップ5:学科講習を受講する

学科講習の内容は、大きく3つに分かれます。

学科講習の3科目

  1. 小型船舶操縦者の心得及び遵守事項 船長の心得、海上での交通ルール、安全意識など
  2. 交通の方法 標識、航法、衝突予防など
  3. 運航 ボートの操縦の仕方、エンジンや気象に関する基礎知識

耳慣れない用語も出てきますが、講師は教え方も上手いので、興味を持って受講すれば問題なく理解できます

講習時間の目安

コース 学科講習時間
受験コース(免許スクール) 6〜10時間(短縮型)
登録コース(登録教習所) 12時間以上(法定時間)

登録教習所の方が法定時間が長く、対面で丁寧に教えてもらえるため、初心者には登録コースがおすすめ という声も。

学科講習はオンラインでも

免許スクールによっては学科講習をオンライン受講できるところもあります。 通勤途中やちょっとした隙間時間などを利用して、効率よく自分のペースで勉強できるので、忙しいビジネスパーソンなどには特におすすめです。


次のステップ ─ 実技講習と試験へ

ここまでの5ステップが完了すれば、いよいよ実技講習と試験です。 続きは ➡ ボート免許 試験対策|学科例題・実技課題・合格基準を徹底解説


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本記事は舵社発行のガイドブック『海は街より刺激的プロジェクト Boat免許』の内容をもとに構成しました。 イラスト:内山良治